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NSW、アドベンチャーレースのトラッキングにIoTサービスを提供

~GPSトラッキングデータの可視化により選手の位置情報把握と安全管理を実現~ 2018年9月3日

ITソリューションプロバイダのNSW(日本システムウエア株式会社、本社:東京都渋谷区、代表取締役執行役員社長 多田 尚二)は、6月13~17日に開催された「NISSAN X-TRAIL  Adventure Race Japan in NAGANO 2018」(以下、本大会)の国際レース部門(15〜17日開催)に、IoTプラットフォーム「Toami(トアミ)」を提供し、2DMAP でのGPSトラッキングシステムにより選手の位置情報把握と安全管理を実証したことを本日お知らせいたします。

アドベンチャーレースは、山や川などの大自然をフィールドに地図とコンパスのみを使いチームで複数のアウトドア競技をこなしながら数日間でゴールを目指す競技です。近年、世界各国で実施されており、円滑な大会運営とともに選手の安全管理が第一に求められています。

日本初の国際大会となった本大会では、選手の安全確保のため、各チームの1選手にGPS送信機を装着し、選手の居場所をリアルタイムに可視化するGPSトラッキングシステムを「Toami」で構築しました。通信には、低消費電力で長距離伝送を可能とするソニーのLPWA技術を利用し、3G網が使えない山間部でも最小限の受信機数で広大な大会エリアをカバーできました。
また、トラッキングシステムは本大会の公式WEBサイトから一般公開されるため、世界中からの大量のアクセスに対応可能なシステム検討が必要でした。大会期間中、観戦される方にストレスなく情報を提供するため、システム基盤には日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureを採用し、アクセス数に合わせた適切なスケールアウトを可能とすることで、大会運営の効率化をサポートしました。

GPSトラッキングシステムイメージ

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本大会の模様

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本大会におけるトラッキングシステムの活用のメリット

・選手の安全管理を実現
夜間も険しい自然の中を走り続ける選手は常に危険と隣り合わせです。運営側は選手の居場所を把握し、レース続行の判断または遭難していないかなど、選手の見守りを実現しました。
・救護・メディアなど運営側の対応
救護班は、体調悪化や負傷した選手の居場所を把握し駆けつけることで、迅速な対応につながりました。カメラマンは事前の位置情報把握により、最高の瞬間をとらえることができました。
・観客もレースに参加した気分を味わえる
トラッキングシステムを利用することで選手の心情やチームの作戦などが位置情報に現れます。チーム同士の接戦などから、選手と一緒に盛り上げることができました。

■日本マイクロソフト株式会社からのコメント
「NISSAN X-TRAIL  Adventure Race Japan in NAGANO 2018」の国際レース部門において、Toamiを用いた選手の位置情報トラッキングシステムの基盤にMicrosoft Azureをご採用いただいたことに御礼申し上げます。
システム基盤にMicrosoft Azureを活用いただくことでスケールアウト可能な構成となり、大会期間中の世界中からの大量アクセスへの対応ができました。これにより選手の安全管理と運営側の効率化を支援することができ大変うれしく感じております。
今後も日本マイクロソフトは、パートナー企業である日本システムウエア様と連携のもと、AzureベースでのIoTプラットフォーム「Toami」をご提供することでアドベンチャーレースやその他アウトドアスポーツの普及に貢献してまいります。

日本マイクロソフト株式会社
執行役員 パートナー事業本部
パートナービジネス統括本部長
金古 毅

今後もNSWは、IoT技術を活用したスポーツイベントの普及に貢献していくとともに、選手の安全管理やイベント運営の効率化を支援してまいります。

※ Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。

関連リンク

IoTプラットフォーム「Toami(トアミ)」
Azureインテグレーションサービス
ソニーのLPWA技術について

NSW YouTube公式チャンネル

一般社団法人アドベンチャーレースジャパンのニュースリリース

NSW(日本システムウエア株式会社)について

1966年に創業。各業種対応のシステム開発、大規模システム運営、データセンターでのアウトソーシングなどをワンストップで提供します。また、オートモーティブや通信分野などの組込みシステム開発を行うほか、LSIやボードの設計開発も手掛けています。これらの実績を生かし、IoTプラットフォーム「Toami」を中心とした、IoT/M2M分野の各ソリューションやサービス提供に注力し、IoTインテグレータNo.1を目指します。

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