Webコンテンツマネジメントシステム「HeartCore CXM」
概要
「HeartCore」は、WebサーバーおよびDBサーバー間で動的配信を行うCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
外部連携を実現するAPIを備えているため、運用負荷を大きく軽減するとともにWebマーケティングの本格運用を支援します。
その中の1機能であるCXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント※)により、訪問者のプロファイルや行動履歴を瞬時に把握・分析し、ニーズやウォンツに適したコンテンツを表示することでWebサイトの訪問者にリッチな体験を提供します。
※CXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)=Web上の顧客接点を顧客体験と定義し、顧客満足が高まるよう幅広く管理する手法。
1. CXMが必要とされる背景
1-1. デジタルマーケティングの本格化とCXM
スマートフォンの所有率向上とともにデジタル媒体への接触機会が増加し、マス媒体と比較してインタラクティブ性に優れたWebやソーシャルメディアの優位性がクローズアップされています。消費者の目に留まりやすいデジタルメディアを活用したマーケティングは、今後、企業活動の中核となっていき、Webサイトを通じた顧客体験のマネジメントに向けて、顧客情報の収集や顧客ニーズのキャッチアップがいっそう重要になります。そこで注目されているのがCXM(カスタマーエクスペリエンスマネジメント)です。
1-2. 訪問者ニーズに合致する最良コンテンツの提供
Webサイトの役割も総花的情報の一方通行ではなく、訪問者のプロファイルや使用デバイスや地域等を収集し、セグメント化、可視化することにより、これまで以上にインタラクティブで効率良いターゲティングを実践する必要が生じています。
1-3. 仮説の検証と活用機能
一般的に、訪問者のコンバージョンポイントは問い合わせ、資料請求、注文(Eコマースの場合)ですが、Webコンテンツ(画像・説明文等)によってコンバージョンに差が出てきます。機会損失を回避し費用対効果を最大化するためには、A/Bテストの実行と検証による多角的な情報が必要になります。それと同時に、マーケティング担当者の運用負荷や時間を軽減することも重要です。
2. 「HeartCore CXM」の機能
2-1. <基本機能>
□コンテンツ作成、編集、維持管理、ワークフロー
□MS Word、Excelからのコピー&ペースト
□マルチデバイス対応
□既存コンテンツのインポート
□サイト内検索(ゆらぎ対応、シソーラス辞書)
□動的・静的HTML配信
□多国語サポート(44カ国語対応)
2-2.<CXM機能>
□ユーザーセグメンテーション(個人属性・行動履歴等、あらゆる軸で自由に設定可能)
□ABテスト(セグメントごとに複数のパターンでテスト・分析が可能、テスト結果に応じて自動でサイトに表示)
□リードナーチャリング
□ヒートマップ
2-3.<CXM+BI機能>
□ビジネス・インテリジェンス
・業務システム等のデータを蓄積・分析・加工してWebのコンテンツに反映可能。
・多次元分析機能。キューブの構築が可能。
□統計解析・将来予測
・ビジネスプロセスに分析を取り入れ、正しい意思決定が可能。
3. 「HeartCore CXM」の特長
グローバル企業のWebサイトを現地スタッフがネイティブな言語で、ストレスなく編集できる環境を提供します。44カ国語でコンテンツ表示できるだけでなく、現地運営者がストレスなく作業できるよう、管理メニューも日・中・英3カ国語の表示切替が可能です。
3-2 . 高度な検索機能
確実にコンバージョンさせるための高度な検索機能を標準装備しているので、訪問者を目的ページ(コンテンツ)にスムーズに誘導することができます。
直帰率やカート落ち等のWeb担当者の悩みを一気に解決します。
3-3. 不正アクセス対策
当社の提供するIaaS「BlueSpider」環境へ「HeartCoreCXM」を設置いただくことにより、不正対策オプションとしてWAF(ウェブ・アプリケーション・ファイヤウォール)をご用意。アプリケーション層のセキュリティ強化を図ることができます。