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NSW、ひび割れ点検支援システム「Crack Mapping System」を提供開始

~画像処理により、ひび割れ検査作業の効率化と精度向上を実現~ 2017年4月24日

ITソリューションプロバイダのNSW(日本システムウエア株式会社、本社:東京都渋谷区、代表取締役執行役員社長 多田 尚二)は、ひび割れ点検支援システム「Crack Mapping System」を本日より提供開始します。

本システムは、コンクリートなどのひび割れ検査作業の効率化と精度向上を支援するシステムで、当社が東京理科大学小島研究室(理工学部土木工学科)および大和田研究室(理工学部経営工学科)と共同で開発したものです。
本システムは、錯視を誘発する画像処理を利用したもので、8方位からのエンボス処理(※1)を施した画像を元画像に合成することで、元画像の画質を維持したままひび割れを強調して表示します。
これにより、一般的なひび割れの許容範囲といわれる0.2mm幅相当のひび割れも判読可能になり、コンクリートをはじめとした構造物のひび割れ検査に加え、製造業における品質管理や、ヘルスケア分野など幅広い分野での利用が可能です。

ひび割れの強調化およびシステム画面イメージ

20170424.CrackMappingSystem.png
「Crack Mapping System」の特長

(1)ひび割れを強調表示し、視認性を向上
トンネル内、橋梁下など光量の不足する環境でもひび割れを強調表示し、迅速な検査を可能にします。

(2)リアルタイムでひび割れデータの描写が可能
検査現場での静止画や動画のリアルタイム検査、および保存した静止画や動画の事後の分析の双方を支援します。

(3)使用状況に合わせたカスタマイズや専用機器への実装が可能
Windows版ソフトウェアのほか、タブレットなどモバイル端末への組込みや、高所撮影用のドローンやポールカメラへの組込みなど、使用状況に合わせたカスタマイズや専用機器への実装が可能です。

本システムは1セット15万円(5ライセンス分)で提供し、3年で300社への導入を目指します。
また、今後はディープラーニングを組み合わせた、より高度なひび割れ検出の実装にも取り組んでまいります。

※1 エンボス処理…画像の濃度差を利用して画像の一部を浮き出たせる処理。

関連リンク

東京理科大学 研究戦略・産学連携センター
NSW「Crack Mapping System」

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1966年に創業。各業種対応のシステム開発、大規模システム運営、データセンターでのアウトソーシングなどをワンストップで提供します。また、オートモーティブや通信分野などの組込みシステム開発を行うほか、LSIやボードの設計開発も手掛けています。これらの実績を生かし、IoTクラウドプラットフォーム「Toami」を中心とした、IoT/M2M分野の各ソリューションやサービス提供に注力し、IoTインテグレータNo.1を目指します。

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