Azure Sphereを搭載したIoTボードが ホシザキの新サービスに採用
2024年2月9日ITソリューションプロバイダのNSW株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役執行役員社長 多田 尚二、以下NSW)は、総合フードサービス機器メーカーであるホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役社長 小林 靖浩、以下ホシザキ)が提供開始した新サービス「ホシザキ コネクトWi-Fi」に、NSWが開発したAzure Sphere搭載のIoTボードが採用されたことを本日お知らせいたします。
Azure Sphere搭載のIoTボードは、製造業などのさまざまな製品をIoT化する際に使用します。NSWでは2013年からIoTプラットフォームを提供しており、近年ではMicrosoft Azureを活用した環境構築が増えています。Azure Sphereを搭載したIoTボードの活用により、デバイスからクラウドまでセキュリティが担保されたIoTプラットフォームの提供が可能となります。
1.低価格で多数の製品をIoT化可能
従来のIoTシステムでは、既製品のIoTゲートウェイを介してネットワークに接続することが一般的で導入コストが高く、また、IoT ゲートウェイへの初期キッティングが必須なため導入までに時間がかかっていました。取得するデータに合わせたIoTセンサーや必要なモジュールのみを組み合わせたIoTボードにすることで価格が抑えられ、またAzure Sphereを搭載することで1台ずつの初期キッティング作業が不要になり、短期間で多数の製品をIoT化することが可能です。
2.OTA(無線通信)により常に最新プログラムを適用
IoTボードとクラウドは、機器IDを設定することで、IoTボードを経由して対象製品を認識し連携します。クラウドを経由してIoTボードのアプリケーション更新ができるため、現地往訪をせずに最新プログラムの適用が可能です。
3.汎用性が高く、さまざまな製品に対応
Azure Sphere搭載のIoTボードは汎用性を持たせて設計しており、さまざまな製品に対応できます。各製品に沿ったプログラミング開発は不要となり、接続設定のみで製品のIoT化を実現いたします。
日本マイクロソフトは、NSW株式会社様のAzure Sphere搭載IoTボードの提供開始ならびに「ホシザキ コネクトWi-Fi」での採用を心より歓迎いたします。
この度IoTボードの開発にてご採用いただきましたAzure SphereはMCUチップ、OS、クラウドの3構造で高いセキュリティを実現し、お客様のIoT製品が最良の状態でご利用いただける環境を提供いたします。また従来デバイスゲートウェイ方式で稼働していたIoT製品は初期の作業工数が起因して導入コストが高くなる傾向にありましたが、IoTボードをご利用いただくことで作業負荷を軽減し短期間でお客様の製品をIoT化することが可能です。これによりお客様のIoT化におけるハードルを緩和し利便性の向上に寄与できると確信しております。
今後も日本マイクロソフトは、NSW株式会社様との強固な連携を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。
日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 パートナー事業本部長 兼 ISVビジネス統括本部長
浅野 智
・本ニュースリリースに掲載している情報は、発表日時点のものです。
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